近江 和田山城


お城のデータ
所在地 滋賀県東近江市五個荘和田町
遺 構 曲輪、土塁、横堀、竪堀
形 式 山城 築城者: 六角義弼 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 和田山城は、観音寺城のある繖山から東へと伸びる丘陵の先端部にある佐生城と呼応するように街道を挟んで東側にある独立丘和田山に築かれている。

 東麓にある和田神社境内から遊歩道を登ると約5分ほどで右手に青いテープが目印。ここから右手へと入ると和田山城馬出曲輪だ。

 城の縄張りは、背後に一段高くなった櫓台を持つ主郭と横堀を隔てて馬出曲輪からなる小規模なもので、主郭には土塁の遺構が残っている。また、浅くなっているが北側の斜面に竪堀が2条見られた。


歴     史
 和田山城は、築城年代は定かではないが六角義弼によって築かれ、田中治部大夫が守将を務めた。

 永禄11年に織田信長が近江へと侵攻すると、六角義弼は居城観音寺城箕作城と共に守備を固めた。しかし、織田勢は箕作城攻略に主力を向けて佐久間信盛・丹羽長秀・木下秀吉らが攻め落とすと、和田山城の兵は城を捨て甲賀へと敗走した。


お城へのアクセス
鉄 道: 近江鉄道本線五箇荘駅〜バス/和田
 車 : 名神高速八日市IC〜国道421号線〜県道13号線〜県道52号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
観音寺城の北方面を固めた支城。

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