尾張 丸根砦


お城のデータ
所在地 愛知県名古屋市緑区大高町丸根
遺 構 曲輪、堀
形 式 丘城 築城者: 織田信長 築城年代: 永禄2年


見 ど こ ろ
 丸根砦は、小高い丘陵地帯に築かれ、丘陵の北端に鷲津砦、南端に丸根砦が築かれていて、大高川を挟んで目の前に大高城がある。

 丸根砦は、丘の頂上部に主郭を置き、大高城側に向かって数段の曲輪が今も良く残っている。主郭から一段下がった帯曲輪に丸根砦の石碑が建てられていた。

 資料に拠れば、堀も残っているとのことであったが、堀の一部ではなかろうかと思われる箇所は数ヶ所あったが、後世に手が加えられたものかどうか判断が付かなかった。


歴     史
 丸根砦は、永禄2年に織田信長が今川義元の尾張侵攻に備えて、今川方の大高城に対峙し、鷲津砦共々築いた。

 永禄3年、桶狭間の合戦の時、大高城に無事に兵糧を搬入した松平元康(徳川家康)が、佐久間大学盛重が守る丸根砦を今川勢の先鋒として攻めた。佐久間盛重以下織田勢は奮戦するが、小勢のため砦は落城し、守将佐久間盛重も討ち死にした。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線大高駅〜徒歩約10分
 車 : 名古屋高速3号大高線笠寺IC〜国道1号線〜県道59号線〜県道50号線
駐車場: なし(主郭入口前に2台程度の駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
桶狭間の合戦の前哨戦で今川勢が攻め落とした砦。

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