伊予 鷺ノ森城


お城のデータ
所在地 愛媛県西条市壬生川
遺 構 曲輪、堀
形 式 平城 築城者: 桑原通興 築城年代: 応永年間


見 ど こ ろ
 鷺ノ森城は、大手を西に開き、三方が湿地で北に港を兼ねた堀とした低湿地の中に築かれた城だ。築城当時は海城の様な縄張りの城であったのだろうか。
 
 現在、堀や低湿地は埋め立てられ往時の面影は残っていないが、鷺ノ森神社境内となっていてる城跡の東と南側には排水路と化した堀跡が残っており、北側の旧壬生川港が堀川と呼ばれている。
 


歴     史
 鷺ノ森城は、応永年間に伊予国守護河野通之が家臣桑原通興に命じて築かせた。通興は、河野十八将の一人で鷺ノ森城主となると地名から壬生川氏を称した。

 鷺ノ森城は、享禄年間から天正年間に渡って金子山城主金子元宅、剣山城主黒川通博にしばしば攻められ、天正3年に壬生川通国は討ち死にした。 

 天正8年に桑原泰国が城主となったが、金子元宅の支配下に置かれるようになった。天正13年、豊臣秀吉の命によって小早川隆景が伊予に進攻した際、鷺ノ森城は城主以下全員討ち死にして落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR予讃線壬生川駅〜バス/壬生川港
 車 : 今治小松道東予丹原IC〜県道48号線〜国道196号線
駐車場: なし(鷺ノ森神社境内に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
海と湿地に囲まれた城も今では住宅に囲まれて・・・。

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