備中 佐井田城


お城のデータ
所在地 岡山県真庭市下中津井
遺 構 曲輪、石垣、堀切、井戸
形 式 山城 築城者: 植木秀長 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 登城道は、城山稲荷の参道でもあり、途中に石垣のある削平地、出丸を経て主郭部へと登る、この間約20分。

 佐井田城は、城山稲荷の社殿がある曲輪が一の曲輪、南に向けて3段、北に向けて1段の曲輪が配置された縄張りで、北曲輪の北側には、二重の堀切が施されている。但し、一の曲輪だけが整備されているが、他の曲輪は雑木に覆われていて、薮コキ覚悟すること。 


歴     史
 佐井田城の築城年代は定かではないが、永正14年頃までに植木秀長によって築かれたとされている。

 永禄11年、岡山城主宇喜多直家は佐井田城を攻撃し、植木氏は宇喜多氏の軍門に降った。翌年に毛利元清が攻めたが、佐井田城を落とすことは出来なかった。

 その後、植木氏は宇喜多・毛利・尼子・毛利氏にと主家を変え所領の維持を続け、一時出雲に逃れる時期もあったが、天正8年に植木秀資が佐井田城主に返り咲き、慶長5年の関ヶ原の役後は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR伯備線備中高梨駅、姫新線美作落合駅〜バス/中津井
 車 : 中国道北房IC〜国道313号線
駐車場: なし。(願成寺の霊園用無料駐車場を利用。)


ひとくち MEMO
主郭には城山稲荷があり一応整備されているが、他の曲輪は全く未整備状態のお城。
  • 佐井田城の登城口
    佐井田城は、町民運動公園の手前にある願成寺が目印。 寺の先約30m行くと道端に石碑があり、ここを左折。 そして右手に見える城山稲荷の鳥居が登城口だ。

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