三河 塞之神城


お城のデータ
所在地 愛知県新城市作手清岳字本城
遺 構 曲輪、土塁、堀切、井戸
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 塞之神城は、古宮城と往還を挟んで西側にある本城山山頂に築かれ、麓の古宮城と連携した防衛線を形成している。尾根伝いに文珠山城から遊歩道が通じているので道に迷うことはない。

 城の縄張りは、文珠山城と連なる尾根筋を堀切で断ち切り二の曲輪があり、東側の山頂部には土塁が囲繞する一の曲輪が配置されている。一の曲輪には東と南にそれぞれ虎口が設けられ、東の虎口受けの帯曲輪には土塁の遺構が残っていた。


歴     史
 塞之神城は、築城年代や築城者については定かではなく、伝承など築城者や時期について諸説ある。

 奥平氏が作手に来る応永31年以前、この地を治めていた米福長者(矢作の兼高長者・宝飯長者とともに三河三大長者のひとり)によって築かれ、元亀年間に作手に侵攻した武田氏と奥平氏との和睦の際、両者合議により文珠山城と共に増修築されたと推定されている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線新城駅〜バス/作手高里
 車 : 新東名新城IC〜国道151号線〜国道301号線〜林道
駐車場: 文珠山城の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
古宮城と連携して作手往還を押さえたお城。

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