駿河 三枚橋城


お城のデータ
所在地 静岡県沼津市大手町
遺 構 石垣
形 式 平城 築城者: 武田勝頼 築城年代: 天正5年


見 ど こ ろ
 三枚橋城は、今川氏を滅ぼし駿河を手に入れた武田氏は、相模・伊豆へと侵攻するためには、地理的に重要性の高い狩野川河口付近に一城を築く必要があり、この目的のために築かれた典型的な甲州流縄張りの城だ。 

 武田氏の築城した三枚橋城廃城後、江戸時代沼津城が築かれたが、本丸・二の丸を利用して築かれ、規模を大幅に縮小して築かれた。現在、沼津市街地となっていて全く面影もないが、中央公園に「沼津城」の石碑、公園南側にあるアゴラ沼津前に発掘され出土した石垣が一部残されている。


歴     史
 三枚橋城は、天正5年に武田勝頼によって築かれた。勝頼は、三枚橋城主に高坂昌信を置き、北条氏の支城戸倉城獅子浜城と対峙した。天正10年、武田勝頼が天目山で自刃して武田氏が滅亡した後、徳川家康の持城となり、松平康親・康重が城主となった。

 天正18年、小田原征伐後に駿河駿府城主中村一氏の領国となり、弟一栄が城代となった。慶長5年、大久保忠佐が2万石を領して入封したが、慶長19年に忠佐死去に伴って三枚橋城は廃城となった。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線沼津駅〜バス/大手町
 車 : 東名沼津IC〜国道246号線〜国道414号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
武田氏の甲州流縄張りで築かれたお城。

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