磐城 篠川城


お城のデータ
所在地 福島県郡山市安積町笹川字東舘
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 篠川城は、阿武隈川西岸の河岸段丘を利用して築かれた城だ。現在は、市街地かされて、城の遺構はほとんど残されていない。資料によれば、嘗ては環濠土居屋敷(四角形の曲輪)を寄せ集めた群郭式縄張りで、現在では日向飫肥城などに見られる珍しい縄張りとか。主郭部の東館は、梯郭式縄張りとなっている。

 現在の東館稲荷神社の境内になっているところが東館跡で、篠川城の主郭部分だ。神社東側には、高く築かれた土塁の一部が残っており、堀跡も確認することが出来る。


歴     史
 篠川城は、築城年代や築城者については定かでないが、応永6年に関東公方足利氏満の四男満貞が居城して篠川御所とも呼ばれた。

 永享12年、足利満貞は幕府と結んで関東公方足利持氏と抗争したが、二本松城主畠山氏・四本松城主石橋氏・三芦城主石川氏と戦い敗死した。その後、天文年間から天正にかけて、篠川城へは須賀川城主二階堂氏の家臣須田頼隆が居城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東北本線安積永盛駅〜徒歩約10分
 車 : 東北道郡山南IC〜県道47号線〜県道355号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
全国でも珍しい縄張りで築かれたお城も今では市街化の波に飲み込まれ・・・。

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