播磨 篠ノ丸城


お城のデータ
所在地 兵庫県宍粟市山崎町加生
遺 構 曲輪、土塁、堀切、空堀
形 式 山城 築城者: 赤松貞範 築城年代: 貞和年間


見 ど こ ろ
 山崎城趾(本多公園)の北、山崎の町を見下ろす山。この山の頂上に篠ノ 丸城がある。山の麓八幡社の西側から中腹の最上山公園入り口まで車で登る ことができる。 妙見社の鳥居をくぐって登城道を登ること約20分で山頂の城跡に着く。

 妙見社のある曲輪が一の曲輪かどうか分からないが、この曲輪を中心に連郭式 に曲輪群が良く残っている。西の展望台がある曲輪からの眺めが素晴らしい。山崎の小さな盆地、その町の中にある山崎城が手に取るように見え、ここに城が築かれた理由が肌で感じることができる。  


歴     史
 篠ノ丸城は、貞和年間に赤松貞範によって築かれたと云われている。その後、播磨が山名氏の領国になった時期もあったが、播磨守護に返り咲いた赤松氏は、この城に宇野氏が入城する。

 天文7年、赤松政村はが子詮久に敗れると、宇野氏は赤松氏からの自立を強めた。天正8年、宇野光景の時に羽柴秀吉による中国攻めによって落城。その後、黒田孝高・木下勝俊が入城した。天正15年に木下勝俊が麓に山崎城を築き、篠ノ丸城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線姫路駅〜バス/山崎
 車 : 中国道山崎IC〜国道29号線
駐車場: 最上山公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
山腹にある最上山公園から七曲り登城道を登れば見晴らし最高のお城へ。

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