信濃 洗馬城


お城のデータ
所在地 長野県上田市真田町傍陽字表
遺 構 曲輪、土塁、堀切、竪堀、土橋
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 洗馬城は、傍陽小学校の背後にある城山に築かれている。小学校グランド南側にある森林事務所裏手に洗馬城の案内板があり、ここから遊歩道を登ると土橋を伴う堀切が現れる。この堀切が城域の始まりだ。

 城の縄張りは、城山のピークに主郭を置き、南に伸びる尾根筋を削平して幾段もの段曲輪を配し、途中に堀切を1条設けている。主郭の西北に連なる尾根筋とは4条の堀切を設けて背後を遮断している。この内、主郭下の大堀切は深さも幅もあり見応えのある遺構だった。


歴     史
 洗馬城は、築城年代や築城者については定かではないが、真田氏によって築かれたと推定されている。真田氏が四阿山・菅平山麓の牧経営から勢力を真田郷一帯へと勢力を拡大する過程での本拠地とされている。

 戦国時代には、洗馬川沿いに菅平へと至る街道と地蔵峠と越えて松代へと至る街道の分岐点に位置する要所を近接する根小屋城と共に押さえる城であった。


お城へのアクセス
鉄 道: しなの鉄道上田駅〜バス/傍陽小学校入口
 車 : 上信越道上田菅平IC〜国道144号線〜県道35号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
地蔵峠と越えて松代へと至る街道を押さえる要衝のお城。

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