武蔵 世田谷城

お城のデータ
所在地：	東京都世田谷区豪徳寺２丁目
遺　構：	曲輪、土塁、空堀
形　式：	丘城	築城者：	吉良治家	築城年代：	南北朝時代

見　ど　こ　ろ

彦根城主井伊家の菩提寺豪徳寺の広大な境内の隣に、小さな公園が世田谷城址公園だ。かつては豪徳寺も城の一部であっ たのだ。 　今では、名門武蔵吉良氏の本城も、公園の林の中に本丸の一部分しか残っていないが、それでも公園内には空 堀・土塁・櫓台が残り、特に土塁は、北条氏系城郭特有の比高二重土塁も見ることができる。

歴　　　　　史

世田谷城は、南北時代に今の世田谷区、大田区、川崎市一円に勢力を誇った吉良治家・頼治の頃に築かれたと云われている。戦国時代は、上杉・北条氏とも親密な関係にあり、特に、頼康・氏朝と二代に渡って北条氏から正室を迎え、北条一門と して待遇されていた。そのため、北条氏滅亡と運命を共にし た。

お城へのアクセス
鉄　道：	東急世田谷線上町、宮の坂駅〜徒歩約5分
車　：	首都高速３号線三軒茶屋ＩＣ〜世田谷通り
駐車場：	なし

ひとくち ＭＥＭＯ

閑静な住宅地の中の小公園となってしまったお城。

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