下野 児山城


お城のデータ
所在地 栃木県下野市下古山字本城
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平城 築城者: 児山朝定 築城年代: 建武年間


見 ど こ ろ
 児玉城は、姿川左岸に沿って南北に伸びる台地を利用して築かれている。児玉城の主郭は、東西約77m×南北約87mの長方形で土塁と空堀が囲繞している。この居館形式の縄張りであったが、戦国時代に輪郭式に二の曲輪・三の曲輪が増設されたと考えられている。

 現在は、宅地化と耕地化により城域の多くが失われてしまったが、主郭が完存している他に二の曲輪・三の曲輪の一部も僅かに残っていた。


歴     史
 児玉城は、建武年間に児島朝定によって築かれたと云われている。朝定は多功城主多功宗朝の三男で、児玉郷を領して児玉氏を称した。

 戦国時代、児玉氏は上三川城の横田・今泉氏、多功城の多功氏と共に宇都宮氏の南方防衛を担った。永禄元年、児玉兼朝は上杉謙信が多功城へと攻めて来た際、上杉方の佐野豊綱との戦いで討死して以降、児島城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東北本線石橋駅〜バス/下古山
 車 : 北関東道壬生IC〜県道71号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
主郭を囲繞する土塁と堀が完存しているお城。

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