信濃 箕作城


お城のデータ
所在地 長野県下水内郡栄村堺字箕作
遺 構 なし
形 式 居館 築城者: 市河氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 箕作館は、箕作地区の西端に位置する常慶院境内となっている地にあった。市河氏が会津へと移った後に館跡に常慶院が建立されたそうだ。

 背後に丘陵を背負い、麓の一段高くなったところにある寺の境内は、いかにも国人領主の居館が築くのにふさわしい地形だ。寺の立派な山門と本堂までの参道の杉並木は城館とは別にして見応えのある光景だった。


歴     史
 箕作館は、築城年代は定かでないが市河氏によって築かれた。市河氏は、越後との国境にある志久見の内池館から箕作へと居館を移し、仙当城を詰の城としていた。戦国時代には武田氏に従っていたが、天正10年の武田氏滅亡後は上杉氏に臣従した。慶長3年に上杉景勝の会津移封に従い、市河氏はこの地を離れた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯山線横倉駅〜徒歩約20分
 車 : 上信越道豊田飯山IC〜国道117号線〜県道408号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
信越国境地帯に勢力を誇った市河氏の居館。

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