大和 七郷山城


お城のデータ
所在地 奈良県香芝市関屋北8丁目
遺 構 曲輪、土塁、空堀、堀切
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 七郷山城は、大和と河内の国境、大和川渓谷の南側に明神山から連なる山稜の西に位置する七郷山に築かれた城だ。

 北側は、大和川に向かって絶壁となり、南側の斜面も結構険しく、尾根筋も幅はそんなに広くない。このような地形でに築かれた城は、主郭と南に腰曲輪を配し、東西の尾根を三重の堀切で防御し、主郭も南下には横堀を設けた縄張りで、遺構も良く残っており、規模は小さいが見応えはあった。


歴     史
 七郷山城は、築城年代や築城者については定かでないが、資料によれば永禄12年に松永久秀が片岡城を攻めるが、この時に松永方によって築かれた陣城との説もある。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄大阪線関屋駅〜徒歩15分(登城口)
 車 : 西名阪道香芝IC〜市道
駐車場: なし


ひとくち MEMO
東西それぞれ三重の堀切によって守られたお城。
  • 七郷山城の登城口
    関屋から明神山へのハイキングコースとなっていて、香芝市関屋北4丁目の住宅街東端の邸宅脇(行き止まりの標識あり)の道を東へ。200m程でゴルフ場予定地跡がある。予定地入口から駐車場跡を経て更に200m程東へ。ここにもゴルフ場予定地跡への入口があり、ここから北側の山へと舗装道が続いている。

     稜線近くまで舗装道を登ると山道26番標識とマークがあり、ここから西に向かって尾根道が続いている。二本目の鉄塔の横を過ぎ(小さな二つのピークを過ぎる)、ゆるやかな下り坂をくだった所に二重の堀切と切岸が行く手を阻む。七郷山城だ。

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