尾張 末森城


お城のデータ
所在地 愛知県名古屋市千種区城山町2丁目
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平山城 築城者: 織田信秀 築城年代: 天正17年


見 ど こ ろ
 末森城は、現在本丸一帯が城山八幡宮の境内となり、二の丸は愛知学院大学の敷地となっていてる。

 名古屋市内、東山丘陵の末端部、住宅と大学に挟まれた所にこんもりとした森があり、この森の中に末森城の空堀が今でも見事に残っている。空堀底から本丸までの高さは約7〜8mもあろうか。中世・戦国時代の城、しかも都会の中にある城で、これほど遺構が良く残っているのは珍しい。 


歴     史
 末森城は、天正17年に織田信長の父織田信秀が築城し、それまでの居城古渡城から移った。

 末森城の築城は、守山城の弟織田信光と連携して三河への防衛のためと考えられている。天正20年、織田信秀はこの城で病死し、信長が織田家の家督を嗣ぎ、末森城は信長の同母弟勘十郎信行が城主となった。

 弘治3年、信行は重臣達に擁されて信長に対抗したため、信長によって清洲城にて謀殺された。末森城は、翌年に廃城となり破却された。


お城へのアクセス
鉄 道: JR中央本線千種駅(地下鉄乗り換え)・地下鉄東山線本山駅〜徒歩約10分
 車 : 名古屋高速2号東山線吹上IC〜国道153号線〜県道30号線
駐車場: 城山八幡宮の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
大都会の中に残る中世・戦国時代のお城。

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