美濃 墨俣城


お城のデータ
所在地 岐阜県大垣市墨俣町墨俣字城之越
遺 構 模擬天守
形 式 平城 築城者: 木下藤吉郎 築城年代: 永禄9年


見 ど こ ろ
 秀吉の「一夜城」として有名な墨俣城。当時は木曽川と長良川などの河川がこの地点で合流しており、しかも、対岸が尾張領で、尾張から美濃へと長良川を渡河する重要な地点でもあった。しかし、現在では長良川・木曽川とも流路は大きく変わり、往事の様子を僅か犀川の流れに偲ぶしかない。

 現在の墨俣城跡は、城址公園となり大垣城天守を模した模擬天守が建てられ、その天守台下には豊臣秀吉の銅像が鎮座している。


歴     史
 墨俣城は、永禄9年に木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)によって築かれた。斎藤道三の死後、美濃攻略に着手した織田信長は、美濃攻略の前線基地として墨俣築城に着手する。

 佐久間信盛、柴田勝家と築城を命じられるが、稲葉山城大垣城に挟まれたこの地は美濃領でもあり、斎藤勢に攻められ築城は失敗した。三度目に命じられたのが秀吉。蜂須賀小六らの川並衆の応援を受け、着手から完成まで2〜3日で築いたことから「一夜城」と呼ばれ、完成後秀吉が城将に命じられた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線大垣駅〜バス/墨俣
 車 : 名神大垣IC〜国道258号線〜県道31号線〜県道23号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
太閤秀吉の出世の第一歩を記したお城。

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