周防 大島宰判勘場


お城のデータ
所在地 山口県大島郡周防大島町久賀
遺 構 なし。
形 式 代官所 築城者: 長州藩 築城年代: 寛永2年


見 ど こ ろ
( 小松の勘場跡 )
 四境戦争で唯一幕府軍によって占領された周防大島。この時の戦火で久賀にあった宰判勘場は消失してしまったが、それまで久賀が大島の政治の中心地であった。

 久賀の勘場跡は、現在のJA山口久賀支所敷地となっている一帯に設置されていた。大島奪還後に建てられた屋代村の勘場は、現在の大島商船高専の敷地となっている一画にあった。二つの勘場跡には遺構などは何も残っていなかった。


歴     史
 長州藩は、藩内統治のため周防で9区・長門で8区の行政区に分け宰判勘場(代官所)を設置した。大島宰判勘場は、寛永2年に設置され大島郡の諸島(上関宰判勘場管轄以外の島)を管轄した。

 慶応2年、第二次長州征伐(四境戦争)大島口の戦いで幕府軍により勘場の建物が焼失したため、勘場を久賀から屋代村小松へと移転し、明治元年に建物が新築された。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線大畠駅〜バス/天神
 車 : 山陽道玖珂IC〜国道437号線
駐車場: Aコープ玖珂店の来客用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
四境戦争で唯一長州藩領が戦場となった周防大島に置かれた代官所。

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