丹波 滝ヶ嶺城


お城のデータ
所在地 京都府亀岡市本梅町平松
遺 構 曲輪、土塁、石垣、堀切、横堀
形 式 山城 築城者: 森 頼永 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 滝ヶ嶺城は、桂林寺裏山山頂に築かれている。城内は全くの未整備状態で、冬場にしか訪れられない城だ。

 城は山頂部を中心とした典型的な輪郭式山城の縄張りで、長方形の櫓台が築かれている本丸、ここを取り囲みように二の丸があり、周囲には土留めの石積みがある土塁が良く残っている。

 本丸・二の丸の遺構よりも東西それぞれの尾根を断ち切っている堀切と土塁・石積み遺構、そして二の丸南側にある横堀がこの城の見どころであろう。 


歴     史
 滝ヶ嶺城は、南北朝時代に森頼永によって築かれた。城の詳細な歴史は定かでないが、戦国時代の天正年間には城主森美作守が明智光秀の先鋒となって丹波八木城主内藤備前守を攻めたが、この時八木城の裏手間道より攻め、八木城落城させた。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線亀岡駅〜バス/平松
 車 : 京都縦貫道亀岡IC〜国道372号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
消えた登城道、尾根筋をひたすら登った前に堀切が迎えてくれるお城。
  • 滝ヶ嶺城の登城口
    城山山頂までの登城道は全く消えてなく、尾根筋を頂上に向けてただひたすらに登るしかない。最短ルートは、桂林寺裏手から登る東ルート。本来の大手道か?結構を急な斜面を登ることになる。

    西側の搦め手ルートは比較的なだらかなルートだが、登り口までの距離が長く登城口も判りづらい。南側ルートは、城山南麓にある林道沿いの墓地駐車場から谷筋を登ると二の丸南側の横堀へと登り着く。

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