丹波 和田陣屋


お城のデータ
所在地 兵庫県丹波市山南町和田
遺 構 曲輪
形 式 陣屋 築城者: 水野忠増 築城年代: 天和2年


見 ど こ ろ
( 伝岩尾城下屋敷の親縁寺 )
 和田陣屋は、岩尾城から鶴翼に伸びる尾根筋に囲まれた和田の市街地北側にある扇状地を領して築かれている。現在は畑地となっていて周囲より一段高くなっているが、陣屋の案内板等もなく陣屋の場所はわかりづらい。

 陣屋の遺構などは何も残っていないが、陣屋の背後には岩尾城の主郭部が否が応でも目に入る。また、陣屋の西側には岩尾城城主居館が置かれたと伝えられている親縁寺がある。


歴     史
 和田陣屋は、天和2年に水野忠増によって築かれた。信濃松本藩主水野忠清の四男に生まれた忠増は、万治2年に兄忠職より5千石を分知された。天和2年に大番頭での功績により丹波で2千石を加増され和田に采地陣屋を構えた。

 正徳元年、2代忠位が大坂定番となり5千石を加増され大名に列した。文政10年に4代忠韶が上総鶴牧へ移封になったが、和田の采地陣屋は明治まで置かれた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR福知山線谷川駅〜バス/和田上街
 車 : 山陽道滝野社IC〜国道170号線〜県道86号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
上総鶴牧藩の采地代官所として設置された陣屋。

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