河内 丹下城


お城のデータ
所在地 大阪府松原市西大塚1丁目
遺 構 なし
形 式 平城 築城者: 丹下氏 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
 丹下城は、大塚山古墳を利用して築城され、古墳の墳丘や周濠をそのまま城の防御施設として利用した城だ。河内国では、平野部にある古墳はほとんどと云って良いほど城砦に利用された。高屋城・誉田城・小山城丹南城などがその例だ。

 大塚山古墳は、墳丘全長297m、周濠幅約35m〜70mもある5世紀後半頃にかけての大型前方後円墳で雄略天皇陵とも推定れ、宮内庁が今も管理していて古墳内に立ち入ることは出来ない。


歴     史
 丹下城は、鎌倉時代にこの地に入封した丹下氏によって築かれた。丹下氏は、南北朝時代には北朝方に属したため、南朝方の和田氏により攻められている。

 丹下氏は、その後も代々この城に在城するが、天正3年の織田信長による河内国城郭破却令により廃城となり、丹下氏は城を退去して帰農した。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄南大阪線河内松原駅〜徒歩約10分
 車 : 阪和道美原南IC〜国道309号線〜府道12号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
雄略天皇陵(推定)を利用したお城。

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