伯耆 田内城


お城のデータ
所在地 鳥取県倉吉市巌城
遺 構 模擬天守、曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 山名時氏 築城年代: 興国年間


見 ど こ ろ
 小鴨川を堀とし、北から延びる尾根の先端部仏石山の頂上に田内城は築かれている。オムロン倉吉の正門脇の小道(ここに田内城の石碑と道標がある)から、遊歩道が山頂の主郭部まで通じている。(この遊歩道は観光用に付けられたもの)

 主郭部の削平地には、観光用の二層二階の模擬天守が建てられている。ここから、北に向かって尾根沿いに数段の削平地が置かれ、西南部には堀切・空堀・土塁などがあり、廃城後に戦国時代には城として再利用されていたようだ。


歴     史
 田内城は、興国年間の初めに山名時氏によって築かれた。時氏は因幡・伯耆両国の守護を兼ね、因幡岩常の二上城を居城として伯耆にはこの田内城を築いて、嫡子山名師義を配した。

 山名師義は、延文年間に伯耆の守護所を打吹山城を築いて田内城から移した。この時から田内城は廃城となった。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線倉吉駅〜バス/巌城
 車 : 山陰道琴浦東IC〜国道9号線〜国道313号線〜県道312号線
駐車場: なし。(オムロン倉吉の正門前に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
小さな丘の上に二層の模擬天守があるお城。

鳥取県のお城
一覧表へ
トップページへ

山陽・山陰のお城
岡山県広島県山口県鳥取県島根県