下野 栃木城


お城のデータ
所在地 栃木県栃木市城内町1丁目
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 皆川広照 築城年代: 天正19年


見 ど こ ろ
 栃木城は、現在は城址公園として東二の丸北部の土塁と堀が残されてるだけで、城地のほとんどが学校・宅地・道路となっている。公園に残された土塁の裾には、公園化の時に工事が行われたのであろう栗石による石積みが妙に違和感を覚えてならなかった。

 栃木城の縄張りは、現地案内板によれば本丸・東二の丸・南二の丸・蔵屋敷・東三の丸・南三の丸と6曲輪が配されたあったとか。


歴     史
 栃木城は、天正19年に皆川広照によって築かれた。皆川城主皆川広照は、天正12年に北条氏政・氏直父子と戦った草倉合戦の和議後から北条氏に従い、天正18年の秀吉による小田原攻めの折には小田原城へ籠城したが、早々に秀吉に降り本領を安堵された。

 広照は小田原征伐で落城した皆川城を廃して栃木城へと移った。慶長8年、家康の六男松平忠輝の付家老となり信濃飯山で4万石を領したが、慶長14年に家康の怒りを買って忠輝が改易になった際、付家老の広照も責任を問われ改易され栃木城も廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR両毛線栃木駅、東武鉄道日光線栃木駅〜バス/丸の内
 車 : 東北道栃木IC〜県道32号線〜県道3号線〜県道31号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
皆川氏が築いた城も家康の怒りの前に16年しか存続せず廃城の憂き目に・・・。

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