上野 鶉古城


お城のデータ
所在地 群馬県邑楽郡邑楽町鶉新田小城
遺 構 曲輪、土塁
形 式 平城 築城者: 荒間朝春 築城年代: 元弘3年


見 ど こ ろ
 鶉古城は、多々良沼に半島状に突きだした荒間崎と呼ばれる岬の先端部を利用した城だ。半島の付け根部に堀と土塁を設けて防衛線を構築しているだけで、あとは三方を取り囲む沼の水に守られた沼城であった。

 現状は、風光明媚な光景が売りの城域全体が多々良沼公園となっていて、公園への入口に土塁と空堀が今も残っていた。また、公園内の堀割は後世のものか、往時の名残かは判らないが、城の遺構であって欲しいと願うは私だけか・・・。


歴     史
 鶉古城は、元弘3年に荒間朝春によって築かれた。鎌倉幕府滅亡時に北条高時の弟僧慧性らと伴にこの地に逃れて来て、この地に築城したと云われている。

 その後、応永年間には多々良忠致の居城となり、さらに戦国時代には、館林城主の重臣で下野国小曽根郷八形城主小曽根政義が小田原北条氏の来攻に備えて守将となった。しかし、天正18年に館林落城に伴い廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 東武鉄道小泉線本中野駅〜徒歩約20分
 車 : 東北道館林IC〜国道354号線〜国道122号線/緑化センター入口〜町道
駐車場: 多々良沼公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
多々良沼に半島状に突きだした地に築かれたお城。

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