甲斐 若神子城


お城のデータ
所在地 山梨県北杜市須玉町若神子
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 先端部の土塁と横堀 )
 若神子城(大城)は、須玉川西岸河岸段丘縁部にある丘陵の先端部を利用して築かれている。縄張りは、丘陵に繋がる部分に搦め手を置き、半島状に突きだした台地の先端部に向けて連郭式に曲輪が配されていた。

 現在はふるさと公園として整備され、狼煙台が復元されていた。公園内には北条氏が構築した薬師堀の跡が保存され、公園化されていない先端部に土塁と横堀が僅かながら残っていた。


歴     史
( 薬師堀の遺構 )
 若神子城は、築城年代や築城者については定かではないが、源義光が築いたと云う説もあるが実際のところ良くわからない。

 戦国時代、天文19年に武田信玄が佐久往還を通り信濃へ出陣する際に若神子城を拠点の一つとして使用していた。

 天正10年に武田氏滅亡後の壬午の乱では、新府城に陣を構えた徳川家康に対して北条氏直が若神子城一帯に陣を張って徳川方と対峙した。この時、若神子城は北条氏によって改修を受けている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR中央本線韮崎駅〜バス/若神子古城入口
 車 : 中央道須玉IC〜国道141号線〜県道28号線
駐車場: ふるさと公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
北条氏の築城術が甲斐で見られるお城。

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