羽前 山野辺城


お城のデータ
所在地 山形県東村山郡山辺町山辺字館
遺 構 曲輪、陣屋玄関
形 式 平山城 築城者: 山野辺刑部 築城年代: 永正11年


見 ど こ ろ
 山野辺城は、羽前山辺駅西側の高台、山辺小学校・中央公民館の敷地となっている辺り一帯に築かれていた。

 小学校グランド(南端に城石碑と案内板がある)の南側、一段高くなっている旧山辺町役場があった辺りに本丸があり、そこを中心に輪郭式に二の丸・三の丸を置いて、三重の堀を囲繞し、更に西側には四重目の外堀があり、北東部に出丸がある縄張りとなった城だ。

 小学校・中央公民館は二の丸にあり、その東側から西側にかけて城の切岸が良く残っている。また、公民館脇には山野辺陣屋の玄関が保存されていた。


歴     史
 山野辺城は、永正11年に山野辺刑部によって築かれ、その後、日野備中守が居城した。 

 慶長6年に最上義光の四男山野辺義忠が19,000石を領した。義忠は、山野辺城の三の丸を増築して城を完成させたが、元和8年に最上義俊が改易された為、山野辺城も廃城となった。

 山野辺陣屋は、文政6年に阿部正権が武蔵忍から陸奥白河10万石へと移封になった際、出羽山野辺他で27,000石を飛び地領となった。この山野辺の飛び地領支配のための采地陣屋を旧山野辺城二の丸に設けた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR左沢線羽前山辺駅〜バス/中央公民館
 車 : 東北中央道山形中央IC〜県道18号線〜国道458号線
駐車場: 中央公民館の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
四重の堀が輪郭式に囲繞していたお城。

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