山城 山科本願寺


お城のデータ
所在地 京都府京都市山科区西野山階町
遺 構 土塁、堀跡
形 式 城郭寺院 築城者: 蓮如 築城年代: 文明10年


見 ど こ ろ
 山科本願寺は、山科盆地の中央部に築かれた城郭寺院だ。本願寺は、土塁と水濠によって区分された御本寺・内寺内・外寺内から構成されていて、寺院と寺内町といったとらえ方よりは、御本字を本丸、内寺内を二の丸、外寺内を三の丸と言い換えて『山科本願寺城』といった方がピッタリだ。

 山科本願寺に築かれた土塁は、高さ5mもあり、随所に屈折が付けて横矢がかかるように築かれている。この土塁は、今でも山科の町の随所に残っていて、中央公園に残る土塁と堀跡のスケールに驚かされた。


歴     史
 山科本願寺は、文明10年に蓮如によって建立され、蓮如の子実如と孫の証如の時代に城郭化された。

 天文元年、本願寺は細川晴元と対決により、延暦寺宗徒・近江守護六角氏・法華一揆らの連合軍により攻められ陥落して焼き払われ、本願寺は山科から摂津石山へと移った。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線山科駅、京阪電車京津線京阪山科駅〜バス/山科団地
 車 : 名神京都東IC〜府道143号線/五条別〜市道
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
戦国大名も顔負けの高土塁と堀に囲まれた城郭寺院。

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