大和 小川古城


お城のデータ
所在地 奈良県吉野郡東吉野町小川
遺 構 曲輪、土塁、堀切、土橋
形 式 山城 築城者: 小川氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 小川古城は、高見川が蛇行して半島状に突きだした丘陵先端部を利用して築かれた城で、小川氏本願の地(丹生川上神社中社)と小川城とを結ぶ繋ぎの城としての役目を担っていた。 

 城の縄張りは、尾根筋を堀切で掘りきって城域として、愛宕神社社殿がある主郭、更に丘陵先端部に向かって二段の曲輪が階段状にあり、原裕句碑が建てられている小公園と神社参道の階段脇に城石碑があった。 


歴     史
 小川古城は、築城年代は定かでないが小川氏によって築かれた。小川氏は、丹生川上神社中社の神官を兼ねた吉野の在地土豪で、南北朝時代から戦国時代末期までこの地から宇陀郡内に勢力を誇った。 

 長禄2年に小川弘光が神璽奪還に活躍し、この頃に宇陀郡内へ進出して知行を得ている。その後、小川氏は享禄5年の宇陀郡内一揆にも参加している。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄吉野線大和上市駅〜バス/小村
 車 : 京奈和道橿原北IC〜国道169号線〜国道370号線〜県道220号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
お城よりも原裕句碑のある公園として整備されているのだ。。。

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