豊前 八並城


お城のデータ
所在地 大分県中津市永添字八ツ並
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 八並氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 八並城は、緑ヶ丘中学校の西側の住宅地から南側にある円林寺まで台地上に築かれていた。ここは8〜9世紀頃の豊前下毛郡の郡衙(郡役所)があった場所で、郡衙の米蔵「正倉」の遺構が出土した「長者屋敷遺跡」で、史跡公園として整備中であった。 

 八並城は、郡衙の遺構と重なっていて、中世に郡衙跡の台地に築かれ、発掘調査により堀を二重に巡らした方形居館が確認されている。更に、北側の住宅地には八並城の土塁の遺構が残存いていた。


歴     史
 八並城は、天文元年に小城宗次によって築かれた。宗次は、大友氏に従って豊前出陣に従い豊前永添村小城に入り八並城を築いて小城氏を称した。天正8年に長岩城主野仲鎮兼が大友方の諸城を攻めた際に八並城は落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線中津駅〜バス/永添住宅入口
 車 : 東九州道中津IC〜中津日田道路伊藤田IC〜県道663号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
豊前下毛郡の郡衙の遺構の上に築かれた中世のお城。

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