山城 淀古城


お城のデータ
所在地 京都府京都市伏見区納所北城堀
遺 構 なし
形 式 平城 築城者: 畠山政長 築城年代: 室町時代中期


見 ど こ ろ
 淀古城は、近世淀城から1kmほど北にある。ちょうど桂川に面していて、小さな川が南側を流れている。この川は、納所小学校と妙教寺の間を流れていて、淀古城の堀であったと想像できる。

 淀古城の遺構は何も残っていない。妙教寺の境内に小さな「淀城」の石碑が建てられていた。


歴     史
 淀古城は、築城年代は定かではないが室町時代中期に畠山政長が西軍の畠山義就に備えるために、居城を勝龍寺城から淀城へ移している。

 淀城は、明応2年に細川氏が山城国を掌握して以来、摂津・河内方面への押さえとして、守護・守護代クラスの居城となった。永禄2年に京を制圧した三好長慶は、細川氏綱を淀城に配置した。永禄11年、織田信長が京に入ると同時に織田勢によって攻められ落城した。

 豊臣秀吉が天下を取ったあとの天正11年に豊臣秀長が修築し、秀吉の側室淀君が入った。文禄元年に木村常陸介の居城となったが、文禄4年に廃城となった。 


お城へのアクセス
鉄 道: 京阪電車京阪本線淀駅〜徒歩約10分
 車 : 名神高速京都南IC〜国道1号線〜府道13号線
駐車場: なし( 路上駐車しかないが周辺の道路は比較的狭いので注意要)


ひとくち MEMO
「淀君」の名の由来になったお城も今は石碑のみ残る。

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