常陸 吉生砦

お城のデータ
所在地：	茨城県石岡市吉生字要害
遺　構：	曲輪、土塁、横堀
形　式：	丘城	築城者：	小幡入道道三	築城年代：	永禄年間

見　ど　こ　ろ

（ 復元された木橋 ） 　吉生砦は、小倉川と川又川とに挟まれた東西に伸びる台地の西先端を利用して築かれている。現在は吉生小学校の敷地となっていて、グランド西側に案内板が立てられている。 　小学校グランドから復元された木橋を渡ると、二段に分かれた曲輪が配された吉生砦の城域となっている。砦の周囲には空堀が設けられ、特に小学校グランドとの間に深さ・幅の広さなどは片野城と双璧の遺構とされる箱堀は見応えがあった。

歴　　　　　史

（ 東側の横堀と土塁 ） 　吉生砦は、永禄年間に小幡入道道三によって築かれたと云われている。小幡氏は、小田城主小田知重（常陸守護八田知家の子、小田氏2代目）の三男光重が小幡を領して小幡氏を称した。また、大掾詮幹の三男義幹が応永24年に小幡城を築いて小幡氏を称したする説もある。 　小幡氏は、小幡宿に堀ノ内館を構えてその館を守るために周囲の村々に諏訪山砦、手葉井砦などの支城を築いていた。吉生砦は、その北方を守る支城として築かれた。

お城へのアクセス
鉄　道：	ＪＲ常磐線石岡駅〜バス／吉生小学校入口
車　：	常磐道千代田石岡ＩＣ〜国道6号線〜県道138号線〜県道150号線
駐車場：	なし

ひとくち ＭＥＭＯ

小幡堀ノ内館の北方を守るために築かれた砦。

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