武蔵 用土城


お城のデータ
所在地 埼玉県大里郡寄居町用土字馬場
遺 構 なし。
形 式 平城 築城者: 藤田康邦 築城年代: 天文15年


見 ど こ ろ
 用土城は、寄居町農場ふれあいセンターの東側の畑地・果樹園・宅地一帯に築かれていた。縄張りや遺構などは何も残っていないが、センター東側の公園内に用土城の城石碑が建てられいる。圃場整備前の発掘調査で、公園東側の民家敷地南側で堀跡が出土したとか。

歴     史
 用土城は、天文15年に藤田重利(康邦)によって築かれた。天文15年に上杉憲政が川越夜戦で北条氏康に大破した後、北条氏の軍門に降った天神山城主藤田重利は、北条氏康の五男氏邦を婿養子に迎えて天神山城を譲り、康邦は実子重連・信吉を連れ用土城に移り用土新左衛門康邦と称した。弘治元年に康邦没すると長男用土重連が城主となっている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR八高線用土駅〜徒歩約15分
 車 : 関越道花園IC〜国道140号線〜国道254号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
藤田康邦が婿養子氏邦家督を譲ったのちに移り住んだお城。

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