美濃 御茶屋屋敷



お城のデータ
所在地 岐阜県大垣市赤坂町
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平城 築城者: 徳川幕府 築城年代: 慶長10年


見 ど こ ろ
( 御茶屋南側の土塁 )
 御茶屋屋敷は、杭瀬川右岸の段丘端を利用して築かれている。将軍家の宿泊所であるが、同じ時期に築かれた水口城永原御殿伊庭御殿柏原御殿と同様に縄張りを見る限り城郭そのものだ。

 現在は中学校敷地として西半分が消滅しているが、残る東半分の遺構は良く残っていて往時の縄張りを推定することは容易だ。その縄張りは、方形の主郭を更に方形の外郭が囲繞し、それぞれの曲輪を土塁と空堀が取り囲み、主郭の四方には櫓台が設けられていたと推定される。


歴     史
( 御茶屋東側の土塁 )
 御茶屋屋敷は、慶長10年に徳川幕府が将軍上洛の休泊地整備を沿道の大名に命じて造営された一つで、高須藩徳永寿昌が家来安倍孫兵衛を普請奉行として作事している。

 慶長10年〜16年にかけて徳川家康が三回ほど利用し、元和元年には大坂夏の陣後に徳川秀忠が立ち寄っている。寛永5年に幕府領となり建物は大半取り壊された。


お城へのアクセス
鉄 道: JR美濃赤坂線美濃赤坂駅〜徒歩約10分
 車 : 東海環状道西大垣IC〜国道21号線〜県道216号線
駐車場: 御茶屋屋敷の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
将軍家の宿泊所として造営された御茶屋。

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