岩代 土合館


お城のデータ
所在地 福島県福島市松川町字土合舘
遺 構 曲輪、土塁
形 式 山城 築城者: 清野遠江守 築城年代: 天文年間


見 ど こ ろ
 土合館は、水原川が南麓を流れる独立丘陵に築かれた城だ。現在は土合館公園として整備され、丘陵山頂部には稲荷神社が祀られている。

 公園化にともなって城の遺構かどうか定かでないが、稲荷神社のある主郭を中心に北側に向けて数段の削平地があり、土塁跡と思われる(もっとも公園化の時に作られたものかも・・・)盛り土があった。この城を東館、松川市街西側にある八丁目城を西館とも呼び、常に東西両館が連動して奥州街道を押さえとして機能していた。


歴     史
 土合館は、天文年間に清野遠江守によって築かれた。天文11年の伊達稙宗・晴宗父子の内紛「天文の乱」の折に伊達稙宗が八丁目城に在城した折、八丁目城の支城として築かれた。

 城主清野遠江守は伊達氏に叛き自害、堀越宗範が城主となったが、堀越氏もまた伊達氏に叛き、天文2年に大森城主伊達実元に攻められ、城は伊達実元の領すところとなった。

 実元没後、嫡男伊達成実の所領であったが、天正19年の奥州仕置後、伊達成実も角田城へ移り八丁目城共々廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東北本線松川駅〜徒歩約20分
 車 : 東北道福島西IC〜国道115号線〜国道4号線/松川本町〜市道
駐車場: 土合館公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
八丁目城(西館)に対して東館と呼ばれたお城。

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