越中 水尾城


お城のデータ
所在地 富山県魚津市鹿熊字水尾
遺 構 曲輪、土塁、石積、堀切
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 水尾城は、松倉城の西側、早月川と角川に挟まれ南北に連なる丘陵上に築かれている。丘陵の北から升方城升方南城石の門砦・水尾城・水尾南城が配置されて、この中でも升方城と共に支城群の中核を成している。

 水尾城の縄張りは、丘陵上に5条の堀切で区分けされた4つの曲輪群が連郭式に並んで配置されている。中でも一番北の曲輪は3段に分かれているがこの城で一番広い。

 北から3番目の曲輪は、広くはないが南北両端の堀切には土留めの石積みや土塁が設けられ、一番堅固な作りとなっていることから、この曲輪が主郭であろうか?広さを考慮すると一番北の曲輪のような気もするが・・・。


歴     史
 水尾城は、築城者は定かでないが南北朝時代に築かれたとされて、水尾兵衛が居城したと云われている。

 貞和2年に室町幕府に敵対した前越中守護井上俊清らを討伐するため能登守護吉見頼隆に率いられた能登勢が松倉城と共に水尾城を攻め落城させた。


お城へのアクセス
鉄 道: あいの風とやま鉄道魚津駅〜バス/鹿熊
 車 : 北陸道魚津IC〜国道8号線〜県道33号線
駐車場: なし(林道終点に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
松倉城の支城群の中核を成すお城。

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