越中 守山城


お城のデータ
所在地 富山県高岡市東海老坂
遺 構 曲輪、竪堀
形 式 山城 築城者: 桃井氏 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 守山城は、二上山の支峰に築かれた比高250mの天険の要害の地に築かれた城だ。城へは、二上山万葉ラインと呼ばれる自動車道が通じていて車で楽々行ける。

 守山城の遺構は、自動車道路、駐車場の建設や城の公園化により結構破壊されているが、支峰城山の最高所に本丸が配置され、尾根に沿って一直線上に曲輪が並ぶ縄張りの様子は比較的よくわかる。現在本丸周辺が城山公園として整備され、平和観音が建立されている。ここからの眺めは、氷見から礪波平野が一望できる。


歴     史
 守山城は、南北朝期に桃井氏によって築かれた。南北朝後半には越中守護斯波義将の居城となった。

 室町時代は、守護代神保氏の持城となり、戦国時代には神保氏張が居城し、天正4年に越後春日山城主上杉謙信に攻められ落城した。天正6年に謙信が病没、神保氏張は越中を制圧した佐々成政に従い守山城主に返り咲いた。

 天正13年、佐々成政が豊臣秀吉に降伏すると守山城は前田利家の所領となり、利家の嫡男利長の居城となった。慶長2年、前田利長は居城を富山城へと移し、その後は前田長種が城代となったが程なく廃城となった。
 


お城へのアクセス
鉄 道: JR北陸線高岡駅〜タクシー約20分
 車 : 能越道高岡IC〜国道8号線/四屋〜国道160号線〜二上山万葉ライン
駐車場: 城山公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
高岡市内が一望できる眺望がすばらしい。

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