羽前 東根城


お城のデータ
所在地 山形県東根市東根字元東根本丸
遺 構 曲輪、土塁、堀、模擬城壁
形 式 平城 築城者: 小田島長義 築城年代: 正平2年


見 ど こ ろ
 東根城は、白水川・日塔川北岸の河岸段丘を利用して築かれた城だ。現在の東根小学校の敷地となっている所が本丸、南側の東根児童館と愛宕神社の辺りが二の丸、養源寺境内となっている辺りが三の丸であった。本丸の北側に光専寺沼・竜興寺沼・中沼と3つの沼が堀の役目をしている。

 城の遺構は、土塁が一部残っている以外何もないが、小学校には石垣と城壁(もちろん模擬)が造られ、近世城郭の雰囲気を味わうことできた。


歴     史
 東根城は、正平2年に小田島長義によって築かれた。その後、応永2年に最上氏一族天童頼直の四男東根頼高が城主となり、以後東根氏の居城であった。

 東根(里見)景佐は、最上義光に仕え東根12,000石を領した。和8年最上義俊が改易となり、東根親宣は阿波徳島城主蜂須賀氏にお預けとなり、その後蜂須賀氏に仕えた。

 寛文8年に山形城主松平忠弘が下野宇都宮に転封した際、東根領は松平氏の飛領地となり、東根城二の丸に陣屋が設けられ、寛保2年からは天領となり明治に至った。


お城へのアクセス
鉄 道: JR奥羽本線東根駅〜バス/公民館
 車 : 東北中央道東根IC〜国道13号線/蟹沢〜県道122号線〜県道304号線
駐車場: 東根地区公民館の駐車場を利用


ひとくち MEMO
模擬城壁であっても結構見栄えがするお城。

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