丹波 八幡山城


お城のデータ
所在地 兵庫県丹波市柏原町柏原
遺 構 曲輪、堀切
形 式 丘城 築城者: 明智光秀 築城年代: 天正6年


見 ど こ ろ
 八幡山城は、柏原の市街地へ北から半島状に突きだした八幡山の尾根先端部を利用して築かれている。

 元々八幡社があった社殿などを取り壊し、尾根筋へと堀切と曲輪を連郭式に並べた縄張りとなっていて、現在も三重の塔が建てられている曲輪の背後には、堀切の遺構を見ることができる。更に尾根筋の北の曲輪は幾分破壊されているが、土塁や帯曲輪が残っていた。

 山麓の神社鳥居側を流れる用水路は、織田信包がこの地に陣屋を設けた際の堀の名残で、小さな橋を渡った東辺りが前期織田家の陣屋があったところだとか。


歴     史
 八幡山城は、天正6年に明智光秀によって築かれた。光秀は、金山城を丹波氷上郡侵攻の拠点としていたが、柏原八幡社を城砦として活用し、反織田勢力の黒井城・高見山城への押さえとした。

 天正7年、明智光秀による西丹波平定が完了し、役目の終わった八幡山城は廃城となり、天正10年には八幡神社の社殿等も再建され旧態に服した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR福知山線柏原駅〜徒歩約10分
 車 : 舞鶴道春日IC〜国道175号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
光秀が氷上郡侵攻のために築いたお城。

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