丹波 神尾山城


お城のデータ
所在地 京都府亀岡市宮前町宮川
遺 構 曲輪、天守台、石塁、空堀
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 神尾山(かんのおさん)は、宮川の集落から見上げると比高230m、健脚の方はいざ知らず、登る者にため息を吐かしてまう。山頂近くに金輪寺があり、この寺への参拝者用の林道が通じていて、車でも登ることが出来る。(はい、もちろん車で登りました。)

 金輪寺まで来れば、神尾山城は比高30m程の城なのだ。金輪寺本堂右側奥に城跡への登城口があり、少し登るとお寺の墓地から右側へと登城道は進む。

 主郭までの途中、削平地・空堀(堀切?)、そして虎口跡には僅かに石垣も残っている。山頂部の主郭部分を含めて、城跡一帯は雑木に覆われている。雑木をかき分けて散策すると、櫓台(天守台)や土塁・切岸、そして建物の礎石を見ることができた。


歴     史
 神尾山城は、築城年代は定かではないが、資料によると室町時代の大永6年頃には、柳本賢治が城主であったようだ天文22年、丹波八木城主内藤国貞は、八上城の波多野秀忠らと戦い、神尾山城で討ち死にしている。

 明智光秀が、織田信長の命により丹波平定に乗り出した時、八上城攻略の基地としたと考えられ、光秀によって天正期に改修されたと推定されている。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線亀岡駅〜京都交通バス/宮川
 車 : 京都縦貫道亀岡IC〜国道372号線
駐車場: 金輪寺参拝者用の無料駐車場(5台程度)を利用。


ひとくち MEMO
ブッシュで覆われた全く未整備状態のお城。

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