越中 木舟城


お城のデータ
所在地 富山県高岡市福岡町木舟
遺 構 曲輪
形 式 平城 築城者: 石黒光弘 築城年代: 寿永3年


見 ど こ ろ
 天正13年の大地震で飛騨白川郷の帰雲城が一瞬にして姿を消した、この地震で木舟城もまた崩壊したとは・・・。現地を訪れるまで全く知らなかった。

 木舟城は、かつては三郭と三重の堀に囲まれた城であったとか。 しかし、現状は曲輪の一部が微高地となって水田の中にぽつりと残っているにすぎない。今の姿からかつての様子を想像するしかない。(豊かな想像力が必要か?)


歴     史
 木舟城は、寿永3年に石黒光弘によって築かれたと伝えられ、以後糸岡庄の拠点として石黒氏累代の居城となった。

 戦国時代、石黒成綱は越後春日山城主上杉謙信に従うが、謙信の死後上杉氏と敵対し城を奪われた。天正9年、石黒成綱は織田信長によって近江長浜にて謀殺され、木舟城は富山城主佐々成政の部将佐々平左衛門が守将となった。

 天正13年、木舟城は金沢城主前田利家の持城となり、前田秀継が城主となったが、同年11月の大地震で秀継は圧死する。翌14年、秀継の子利秀は木舟城を廃し今石動城へと移った。
 


お城へのアクセス
鉄 道: あいの風とやま鉄道福岡駅〜タクシー約10分
 車 : 北陸道砺波IC〜国道156号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
飛騨帰雲城と同じく大地震で崩壊した平城。

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