長門 清末陣屋


お城のデータ
所在地 山口県下関市清末陣屋
遺 構 i移築門、移築書院、土塁
形 式 陣屋 築城者: 毛利元知 築城年代: 承応2年


見 ど こ ろ
( 陣屋の池 )
 陣屋は、御殿山と言われている小高い丘の上にあり、現在は下関市立東部中学校の敷地となっている。陣屋の遺構は何も残っていないが、中学校の正門脇に清末陣屋の案内板と石碑がある。建物の遺構は、陣屋近くの阿内八幡宮に移築門があり、また明円寺に書院が陣屋の書院が移築されて現存する。

 陣屋は、北・西側が割と段差のある崖となっていて、南側には『陣屋の池』と呼ばれいる池を堀代わりとしていて、御殿山の自然の地形を巧みに利用した縄張りとなっている。 


歴     史
( 阿内八幡宮の神門 )
 承応2年、長府城(櫛崎城)主毛利秀元の次男元知が1万石を分知され、清末に陣屋を構えた。清末藩は長府毛利家の分家であるが大名に列したため、岩国吉川氏よりも上席に置かれ、毛利三支藩(長府・徳山・清末)の一つに数えられた。

 享保3年、2代元平が長府藩を相続したため清末藩は廃止されたが、 享保14年、元平の次男政苗が1万石を分知され、清末藩を再興した。以後、6代続き清末家8代元純のとき明治を迎えた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線小月駅〜徒歩約15分
 車 : 中国道小月IC〜国道491号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
自然の地形を取り入れて築かれた陣屋。
  • 陣屋門・書院の移築先
    移 築 門 阿内八幡宮 山口県下関市阿内
    移築書院 明円寺 山口県下関市小月本町1丁目

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