大和 黒木東城


お城のデータ
所在地 奈良県宇陀市大宇陀区黒木
遺 構 曲輪、土塁、堀切、竪堀
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 黒木東城は、黒木西城のある丘陵と黒木川を挟んで南東の丘陵に築かれている。丘陵東側の三角点(438m)のあるピークに主郭を置き、西に向かって結構広い曲輪を二段を配置している。この曲輪群が多数の兵を駐屯させた陣城遺構と考えられるのだろう。

 更に堀切を隔てて馬蹄形に伸びる尾根上にも小曲輪と堀切を設けた縄張りとなっている。東の曲輪群と西の尾根筋を分離する堀切は、北に向かって竪堀となっていて、この堀切と更に東側に設けられた横堀とがこの城の見どころポイントだ。


歴     史
 黒木東城は、築城年代や築城者については定かでないが、戦国時代の永禄3年から松永久秀による口宇陀侵攻戦にて、宇陀三将の一人秋山氏の居城秋山城攻略のために築かれた陣城であるとも考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄大阪線榛原駅〜バス/大宇陀高校前〜徒歩約15分
 車 : 名阪国道針IC〜国道369号線/榛原〜国道370号線/大宇陀
駐車場: なし


ひとくち MEMO
秋山城攻略の陣城の一つ、竪堀が見事に残っている。

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