美作 高田城


お城のデータ
所在地 岡山県真庭市勝山
遺 構 曲輪、石垣、堀切、井戸、御殿(移築)
形 式 山城 築城者: 三浦貞宗 築城年代: 嘉慶年間


見 ど こ ろ
 高田城(別名 勝山城)は、如意山に本丸(山頂)と二の丸(山腹)を置き、勝山に出丸が置かれ、高田川(旭川)に面した現在の町役場付近に三の丸を配置している。現在、二の丸は町民グランドとなっている。

 馬洗い場から堀切を経て遊歩道を山頂の本丸へと登る。訪れた5月。新緑が美しい季節であったが、本丸の曲輪群は下草が伸び始め、本丸北側に残っている筈の石垣を確認することは出来なかった。

 高田城は、城より町並み保存されている城下町を散策する方がお薦めか?尚、江戸時代の藩主御殿が移築され現存している。


歴     史
 高田城は、築城年代については諸説があるが嘉慶年間までに三浦貞宗によって築かれた。

 天文17年、三浦貞勝は尼子氏の重臣宇山久信に攻められ落城したが、永禄2年に三浦貞勝が奪還した。しかし、永禄8年、備中松山城主三村元親によって攻められ落城、貞勝も自刃した。高田城は、その後毛利氏と宇喜多氏の争奪戦が繰り広げられた。

 江戸時代、明和元年に三河西尾から三浦明次(三浦貞勝とは同祖異系)が23,000石で入封、高田城を修築して勝山城と改名した。以後三浦氏は、10代続いて明治に至った。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR姫新線中国勝山駅〜徒歩
 車 : 中国道落合IC〜国道313号線/久世〜国道181号線
駐車場: 二の丸の町営グランドの無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
お城を訪れたら、良く保存された勝山の城下町を散策がお奨め。
  • 高田城(勝山城)の御殿移築先
    旧藩主三浦家別邸(椎の木御殿) 岡山県真庭市勝山字岡

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