信濃 麦種城


お城のデータ
所在地 長野県飯田市山本字東平
遺 構 曲輪、土塁
形 式 平山城 築城者: 小笠原氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 麦種城は、比高30mほどの舌状台地の先端部に築かれている。高速道を渡って市道は右折するが、この道路こそが台地と城域とを区切る最初の堀切跡だ。

 畑脇の農道を進むと畑地と果樹園の境辺りの窪地地形が第二の堀切ラインと判別できる。更に畑地の左右には土塁を確認できる。左側の土塁は城内側が道路のため削られているが、右側の土塁は保存状態も良く、城外から見ると高さもあり見応えのある遺構だ。


歴     史
 麦種城は、築城年代は定かでないが小笠原氏によって築かれた。貞和年間に松尾城主小笠原貞宗の弟貞長が久米ヶ城を築城したが、麦種城は、この久米ヶ城の支城であった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線飯田駅〜バス/二ツ山
 車 : 中央道飯田山本IC〜国道153号線〜市道
駐車場: なし


ひとくち MEMO
畑の両サイドには今も土塁が残っている。
  • 麦種城への道しるべ
    飯田山本ICから三州街道(国道153号線)を飯田方面へ北上、山本地区二ツ山の交差点を左折。更にすぐの角を左折して約200mほど進み、次の角を左折(車1台がやっと通れる細道)すると、三州街道と高速道路の上を越える。越えて正面に見える畑地(上記写真)が麦種城。

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