肥前 鍋島陣屋


お城のデータ
所在地 長崎県雲仙市国見町神代
遺 構 陣屋門、石垣
形 式 陣屋 築城者: 鍋島直茂 築城年代: 天正15年


見 ど こ ろ
 神代城三の丸の一角に鍋島陣屋がある。 陣屋の長屋門が今も残っている。 この陣屋門、格式のある重厚な門である。この陣屋内は個人宅となっていて見学するには電話予約する必要があるとか。

 道路から20メートル程であるが、長屋門に至る通路の両側に、高さ2メートル程の蒲鉾型の石塀が築かれて いた。この陣屋前一帯は、武家屋敷が建ち並んでいる。一般公開していないが、 素朴で質素な感じの佇まいの旧武家屋敷が多かった。


歴     史
 南北朝時代以来、神代城は神代氏の居城であったが、天正15年の豊臣秀吉の九州征伐後、論功行賞により蓮池城主鍋島直茂に神代領3.,000石が与えられた。神代領は、江戸時代を通じて佐賀鍋島氏の飛び地であった。

 鍋島氏は、飛び地支配のため陣屋を神代城跡の一角に築いた。これが鍋島陣屋である。神代領は、鍋島直茂の叔父信房の知行して、佐賀藩家老鍋島隼人佐家が代々領して明治に至った。


お城へのアクセス
鉄 道: 島原鉄道神代町駅〜徒歩約10分
 車 : 長崎道諫早IC〜国道251号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
佐賀藩家老鍋島隼人佐家の陣屋、今でも子孫の方の住居となっている。

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