甲斐 能見城


お城のデータ
所在地 山梨県韮崎市穴山町夏目
遺 構 曲輪、土塁、横堀
形 式 山城 築城者: 武田勝頼 築城年代: 天正9年頃


見 ど こ ろ
 能見城は、新府城の北側に続く丘陵の一角に築かれていて、JR穴山駅東側の丘陵頂上部に築かれている。山頂部には長清寺の境内となっていてその一角に能見城の看板があった。遺構としては切岸と土塁の遺構が僅かであるが残っていた。

 狭義の意味ではの能見城は山頂部を指すが、むしろ丘陵北山麓、黒駒砦を中核とする曲輪群を含めて「能見城防塁」がこの城の本来の姿。武田氏が、徳川氏が戦に備えて長々と続く横堀よ土塁を築いた陣地は戦国時代の姿を今に伝えている。


歴     史
 能見城は、天正9年に武田勝頼が新府城を築いた際、新府城の外郭として築いたとされるが、天正10年に武田勝頼滅亡後、天正壬午の乱で新府に陣を張った徳川家康が若神子城に対峙する北条氏直に備えて構築したとも考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR中央本線穴山駅〜徒歩約5分(登城口)
 車 : 中央道須玉IC〜県道603号線〜県道17号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
武田氏・徳川氏が戦に備えて構築した新府城の外郭か?

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