摂津 落葉山城


お城のデータ
所在地 兵庫県神戸市北区有馬町
遺 構 曲輪、堀切
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 落葉山城は、有馬温泉を見おろす落葉山山頂に築かれていて、現在は落葉山城の主郭が妙見寺の境内と成っている。

 落葉山城は、南北に連なる山嶺に三の丸・二の丸・本丸・南曲輪群がほぼ一直線に並んだ連郭式の縄張りの城だ。現在では、南の曲輪群を除いた城域が妙見寺(宮)の境内と成っている。南の曲輪群と本丸の間には堀切が残っている。城の遺構としては、南の曲輪群が良く残っているが、ともかくブッシュがすごくてなかなか遺構確認が難しかった。


歴     史
 落葉山城は、別名有馬城とも呼ばれ、築城者は定かではないが南北朝時代に築かれたと考えられ、南朝方の湯山左衛門三郎が居城したと文献にある。

 戦国時代には、細川氏の重臣であった三好之長の子政長が、落葉山城を拠点に播磨・丹波へと進出しようとした。天文8年、三木城主別所家直が落葉山城を攻め、政長は河内国へと敗走した。その後、落葉山城は、三田城主有馬村秀の支配下となり、天正7年に有馬加賀守が守る落葉山城を織田信忠が攻め落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: 神戸電鉄有馬線有馬温泉駅〜徒歩約5分(登城口)
 車 : 阪神高速北神戸線有馬口IC〜県道51号線
駐車場: なし(妙見寺/落葉山中腹に駐車スペース約3台程度あり)


ひとくち MEMO
六甲山縦走の終点有馬温泉を見下ろす落葉山にあるお城。
  • 落葉山城の登城口
    有馬温泉街にあるバスセンターの対面にある観光案内所の裏手から登る。

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