上野 蒼海城


お城のデータ
所在地 群馬県前橋市元総社町
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 長尾景行 築城年代: 永享元年


見 ど こ ろ
 蒼海城は、今では市街地に飲み込まれ城の遺構などは全く残っていない。元総社町にある総社神社境内に蒼海城の縄張り図がある。この縄張り図によれば、総社神社から北西部、宮鍋神社付近城の中心部があったようだ。

 宮鍋神社には、おそらく蒼海城のものだだろうと思われる標柱があり、上野国府の想像図の案内板があった。


歴     史
 蒼海城は、築城年代や築城者については定かでないが、永享元年に上野守護代長尾忠房が修築し、それ以後総社長尾氏の本城となった。

 戦国時代、総社長尾氏は主家上杉家と共に盛衰するが、武田信玄が東上野へ侵攻して蒼海城は落城、総社長尾氏も上杉謙信を頼って越後へと退去した。 

 天正18年、徳川家康の関東入国後、諏訪頼水が城主となる。慶長6年、諏訪氏は旧領諏訪高島へと移り、その後へ秋元長朝が1万石を領して入城するが、城の荒廃の為に総社城を築城して移り、蒼海城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR両毛線前橋駅〜バス/明神前
 車 : 関越道前橋IC〜国道17号線〜県道127号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
総社長尾氏の本城、上野国府を利用したと云われているお城。

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