飛弾 桜洞城


お城のデータ
所在地 岐阜県下呂市萩原町桜洞
遺 構 曲輪、石垣、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 三木直頼 築城年代: 永正年間


見 ど こ ろ
 戦国時代、飛騨の覇者となった三木氏の居城。高山の松倉城を夏城、この桜洞城を冬城と呼び、三木氏の二大拠点の一つであった。現在の城跡は、保存状態が極めて悪く、碑の一つも建てられていない。城跡を高山線の線路が貫通しており、また、桜谷公園の造成などで破壊が進んでいる。かろうじて雑木林と化しているが、曲輪跡や土塁跡?を見るこ とができる。


歴     史
 桜洞城は、永正年間に三木直頼によって築かれた。三木氏は、飛騨守護京極氏の家臣で、初代三木正頼が近江から竹原郷に移ってことに始まる。

 戦国時代、益田郡を所領化して5代直頼が、桜洞城を拠点に高山・古川盆地へと勢力拡大を図った。天正13年、飛騨に侵攻した越前大野城主金森長近によって攻められ落城、その後、萩原諏訪城が築かれ桜洞城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR高山本線飛弾萩原駅〜徒歩約20分
 車 : 中部縦貫道郡上八幡IC〜国道256号線C〜国道41号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
飛騨の覇者となった三木氏の居城。

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