肥前 丸尾城


お城のデータ
所在地 長崎県島原市本光寺町
遺 構 曲輪、石垣、井戸
形 式 丘城 築城者: 島原氏 築城年代: 戦国時代


見 ど こ ろ
( 本光寺山門 )
 丸尾城は、島原藩主深溝松平家の菩提寺本光寺境内から背後の松平家墓所となっている一帯に築かれていた。

 丸尾城跡に深溝松平家が菩提寺と墓所を設けたため、何処まで城の遺構と云えるかは明確ではないが、墓所が最高所に設けられているのでこの辺りが丸尾城の主郭であったと考えられ、墓地への参道脇に丸尾城の案内板が立てられていた。また、本光寺本堂前の井戸も城の遺構とか。


歴     史
( 深溝松平家墓所 )
 丸尾城は、戦国時代に島原氏によって浜の城の山手西側を守る支城として築かれたと云われている。

 天正12年、島原半島へ侵攻した龍造寺隆信を日野江城主有馬晴信と支援する島津家久が迎え撃った沖田畷の合戦では、島津の将猿渡信光が丸尾城にて鍋島直茂を迎え撃っている。鍋島勢の猛攻に信光の嫡男弥次郎が討死し、落城寸前まで追い詰められたが、龍造寺隆信が討死したため鍋島勢は軍を引いたと云われている。


お城へのアクセス
鉄 道: 島原鉄道島原駅〜バス/工業高校前
 車 : 長崎道諫早IC〜国道57号線〜国道251号線〜県道58号線
駐車場: 本光寺の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
島原半島の覇権をかけた沖田畷の合戦の舞台となったお城。

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