下総 磯部館


お城のデータ
所在地 茨城県古河市磯部字浅間南
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 居館 築城者: 簗田貞助 築城年代: 天正18年


見 ど こ ろ
( 館北側の土塁と空堀 )
 磯部館は、簗田貞助・助吉父子が大坂夏の陣で討死した後、磯部館を預かっていた岩瀬豊前は帰農して居館跡に土着したが、現在も居館跡は岩瀬豊前の子孫宅敷地となっている。

 敷地内への立入りは遠慮したが、国道沿いからは敷地の北〜西側にかけて磯部館の土塁と空堀が見事に残っている。特に北西角から見る堀や土塁は見応えのある遺構であった。


歴     史
 磯部館は、天正18年に簗田貞助によって築かれた。貞助は古河公方の重臣で関宿城水海城主であった梁田持助の子。梁田氏は豊臣秀吉の小田原征伐後に北条氏に与したとして改易となり、居城水海城を退去し磯部と移った。その後、貞助は関東移封後の徳川家康仕え1,000石を与えられ旗本に列した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東北本線古河駅〜バス/磯部
 車 : 圏央道五霞IC〜国道4号線〜国道354号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
古河公方の重臣であった梁田氏が小田原征伐後に改易されて居住した館。

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