備前 新庄山城


お城のデータ
所在地 岡山県岡山市東区竹原
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 新庄助之進 築城年代: 天文初年頃


見 ど こ ろ
 新庄山城は、岡山県立青少年農林文化センター「三徳園」の南側に聳える新庄山山頂に築かれた城だ。
 
 新庄山城の縄張りは、新庄山山頂に石鉄神社の小さいな社がある一の曲輪を置き、山頂から南の尾根を4段に削平した曲輪が並び、堀切が先端部に設けられている。堀切は、遊歩道によってほとんど埋められているが、竪堀状に左右にかろうじて残っていた。


歴     史
 新庄山城は、天文初年に沼城主中山信正の家臣新庄助之進の居城と伝えられ、この頃に築城されたと推定される。

 天文18年、備前国の大半を領した戦国大名浦上宗景が、宇喜多直家に新庄山城を与えた。直家は、居城を乙子城から新庄山城に移し、永禄3年に舅中山信正を謀殺して沼城に移るまでの11年間在城した。

 直家が、沼城移転後は家臣が城番を勤めたが、岡山城を築城し備前平定後新庄山城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線上道駅〜バス/平島〜徒歩約10分
 車 : 山陽道山陽IC〜県道37号線
駐車場: 岡山県立青少年農林文化センター「三徳園」の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
沼城をも見下ろす交通の要所に築かれたお城。
  • 新庄山城の登城口
    山頂の城址へは、三徳公園内のゴルフ練習場の南側に登城口があり、ここに新庄山城の石碑と説明板がある。ほぼ直登に近い登城道を約20分で一の曲輪に到着する。

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